第4話「人形とピアニスト」(2012/09/23)

脚本 きだつよし   監督 諸田敏
東映公式

 凛子が面影堂に入ってくると、晴人がコヨミの手を取ってベルトを触らせていた。そういえば、コヨミの指には凛子や瞬平とは違う指輪が嵌っている。果たして、その指輪の効果は? そもそもコヨミって?
 廃車の上で丸くなっている男に、ユウゴとミサはご機嫌斜め。どうやらファントム・ケットシーらしいのだが、人間を襲って絶望させるなんて面倒臭い、さっさと殺した方が楽なのに、と反抗的な態度を見せるが……
 一方、音楽大学でピアノのレッスンをしている高木栄作。明日のコンクールに向けて練習中なのだが、あんまり上手くいってない様子で……

 半年前の日蝕の日、謎の儀式に巻き込まれ、晴人は魔法使いになり、コヨミは記憶を失った…… あれ、儀式に巻き込まれたってことはコヨミも体の中にファントムを飼ってるってこと? 晴人と同じように、最後まで希望を失わなかったから、ファントムを現実世界に顕在させず生き残ったってこと? でも、コヨミが魔法使いに変身できるとは思えないんだけど…… 晴人の『ドライバーオン』指輪でも、凛子や瞬平の『エンゲージ』指輪でもない、コヨミの指に輝く『プリーズ』指輪とは?

 面倒臭い面倒臭いと車の上で丸くなるファントム・ケットシー。まるで猫のようですが、モチーフであるアイルランドの伝説獣「ケット・シー」が猫の化物だったりするんです。とは言え、こんなに面倒臭がり屋ではないと思うのですが(^^;
 ファントムたちの狙いはゲート(魔力の高い人間)を襲って絶望させ、新たなファントムを生み出すこと。簡単に殺してしまっては元も子もありませんから、確かに面倒臭いと思う奴がいても不思議ではないかも。ミサはともかく、ユウゴは気持ちが判るとちょっと納得気味。
 しかし、今回のゲートはかなり優秀なピアニストみたいです。ってことはピアノを弾けなくすればいいんじゃね? 面倒臭がりなケットシーの狙いは正しいのかな?

テレ朝公式

 ある朝。コヨミ(奥仲麻琴)に「プリーズ」のリングをはめさせ、ウィザードライバーに手をかざし魔力を注入する晴人(白石隼也)。そこへやってき た凛子(高山侑子)は、見てはいけないものを見たような思いにとらわれながらも、晴人に何をやっていたのか聞いてみるが、なんとなく話をごまかされて…。

 新たなファントム、ケットシーが現れた。今回のゲートは若手ピアニストの高木(佐藤永典)。あまりやる気のないケットシーはピアニストの命ともい える手を狙い、高木を絶望の淵へと突き落とそうとするのだが、そこへ晴人が登場。凛子が高木を車に乗せて逃げていくと、晴人はウィザードに変身。ウォー ターにチェンジし、「リキッド」のリングなどを駆使してケットシーを追いつめるが、戦うことを拒否したケットシーに逃げられてしまう。

 晴人と凛子は高木にファントムに狙われていることを説明。大切なピアノのコンクールを翌日に控えているせいか、高木は妙に苛立ちをあらわにしながら去っていく。

 凛子の調べによると、高木は幼いころからピアノのコンクールで活躍してきたが、最近はスランプで賞を逃しているとか。晴人らの警護も不要とばかり に外で勝手にやれ、と自暴自棄になっているようだ。明日のコンクールで再起をかけるなど、それなりにプレッシャーを感じているらしい。

 そんな晴人と凜子の前にコヨミと瞬平(戸塚純貴)が現れた。晴人を助けられるのは自分しかいない、と凛子と瞬平に敵意をむき出しにするコヨミ。なだめようとコヨミの手をとった凜子は、そのあまりの冷たさに思わず手を放してしまい、コヨミの怒りをあおってしまう。

 そこへ人間に化けたケットシー(ベルナール・アッカ)が高木の部屋の前に現れた。コヨミによって正体を見抜かれた男は逃走。あわてて晴人は男の後を追う。

 残ったコヨミは高木に「晴人がいれば大丈夫」と声をかけるのだが、高木はまるで自分とは関係がないといわんばかりに、どこかへ出かけていく。外をうろついてはファントムに襲ってくださいと言っているようなもの。コヨミは必死にとめようとするが、高木は聞く耳を持たない。

 そこへ幹部ファントムのミサ(中山絵梨奈)が現れた。
「人間でもファントムでもない。お前は何者だ」。
 ミサはメデューサに変身。頭の蛇をコヨミの体に巻きつけ、すべての魔力を吸い上げてしまう。その場に倒れ込んだコヨミは意識を失い…。

 瞬平から連絡を受けた晴人は凜子とともにコヨミのもとへ。朝渡したはずの魔力がすっかりなくなっている。瞬平の説明にすべてを納得した晴人は、改 めてコヨミに魔力を注入。コヨミは意識を取り戻す。死んだと思っていたコヨミが生き返った!? あまりの出来事に瞬平は池に落ちてしまう。それにしてもコ ヨミとはいったい…。

 ケットシーが再び高木に襲い掛かった。手を奪って絶望させようとするケットシーだが、なぜか高木は恐れるどころか「ピアノを弾けなくするんだろ!早くしろ」とケットシーにはっぱをかける。
 これでは高木は絶望せず、ファントムを生み出すこともない。苛立ちを募らせるケットシーだったが、そこへ晴人がやってきた。

 晴人はウィザードに変身。今回も様々なリングを使い、ケットシーを追いつめると最後の一撃をお見舞い…しようとするのだが、ドライバーからは「エラー」の声が。
 あと一歩でケットシーを撃破できるはずなのに…。
 どうやら魔力が切れてしまったウィザード。形勢は逆転。力を失ったウィザードはケットシーに追いつめられてしまうのか?

ハイパーホビー

 ファントムが新たに狙うゲートはピアニスト。
 魔法で体力の消耗が激しい晴人をコヨミが必死にサポートするが・・・。

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 新たなるファントムを生み出すために、ファントム幹部のミサに目をつけられた天才ピアニストの高木栄作。
 彼はここ最近スランプ気味のため、翌日に控えたコンクールに再起を懸けていた。
 ミサの命を受けたケットシーに襲われた高木だったが、間一髪で晴人に助けられる。

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