第23話「決戦」(2013/02/17)

脚本 きだつよし   監督 中澤祥次郎
東映公式

 ゲートもサバトも、ファントムもワイズマンも無視して暴走するフェニックス…
 人質にされていた凛子を、晴人は何とか助け出したが、意識は戻らぬまま。自分の責任を感じて肩を落とす晴人に、国安0課の木崎は追い打ちをかけるような言葉をかけ…
 一方、凛子の傍にいる晴人を庇うように、仁藤はフェニックスと戦うが、フェニックスの狙いはあくまでも晴人=ウィザード。一方的に果たし合いを求めるが…

 倒される度に魔力を上げ、死と再生を繰り返すフェニックス。結果的にウィザードの進化した4つのドラゴン形態を撃破しました。この圧倒的なファントムを倒せるのは、魔力を食べるビーストだけ? いや、そもそも倒さなければ食べれないわけだから… う〜ん…
 しかも、フェニックスは自分を何度も倒したウィザードに執着しており、ビーストは眼中に無し、今度は街中の人々を人質にして晴人を呼び出そうとしますが…
 そして、重体の凛子に茫然自失する晴人。自分が巻き込んだ人間も守れなかったのか? 木崎の言葉は重く重く響きます。晴人の思い、晴人を巡る人々の思い… 脚本きだ・監督中澤が描く一つのクライマックス。ウィザード第23話、絶対にお見逃しなく!

 4つのドラゴン形態に分身できる、驚異の魔道具・ドラゴタイマー。しかし、フェニックスはその4つの形態を(単独ですが)撃破済み。現状最強と言える4分身魔法すら通じなかったら… いや、例え通じたとしても、再生されたら… もしももしも、4つのドラゴンの力が1つに集まったりしたら何とかなったりしないでしょうか? ウィザードVSフェニックス、フィナーレなるか?

テレ朝公式

 魔力をあげたフェニックスの強大なパワーに圧倒されるウィザード。とどめを刺されそうになるが、「こいつは俺に食わせろ!」と現れたビーストによって救われると、なんとか凛子の救出に成功する。

 ビーストに邪魔をされ、ウィザードを仕留めそこなったフェニックス=ユウゴは怒りが収まらない。なんとしてもウィザードを倒す!フェニックスはウィザードを誘い出そうと、街で破壊活動を開始する。

 このままではフェニックスによって街が崩壊してしまう。追いつめられる晴人だが、凛子に深い傷を負わせてしまった責任を感じ立ち直ることができない。
 ならば俺が、と再び仁藤)が立ち上がるのだが…。

ハイパーホビー

フェニックスの目的は宿敵であるウィザードを倒す事。
そのためにはどんな手段も選ばない。
そんな中、仁藤攻介は凛子の事で気落ちしている晴人に代わってフェニックスを探そうとする。

TVnavi

Newtype

病院に担ぎ込まれた凛子は、酷いケガを負っていたものの、なんとか一命は取り留めた。

一方、攻介の邪魔が入り、晴人を取り逃がしたフェニックスは、街を破壊し始める。

攻介が魔力を食べようと挑んできても、あくまで晴人との戦いを望み、相手にしないフェニックス。
なかなか姿を現さない晴人に苛立ったフェニックスは、攻介に「明日、俺と初めて戦った場所まで来い」と晴人に伝えるように言い、どこかへ飛び去っていく。

2ch書き込み(ソース不明)

フェニックスの目的は宿敵であるウィザードを倒すこと。
そのためにはどんな手段も選ばない。
そんな中、仁藤攻介は凛子のことで気落ちしている晴人に代わってフェニックスを探そうとする。

2013/02/18更新テレビ朝日ストーリー紹介


 フェニックスの大きく広げた炎の羽から放たれた攻撃に圧倒されるウィザード。ドラゴンスタイルからの必殺技も通用せず、もはやこれまでか、と思わ れたが、そこへビーストが飛び込んできた。俺に食わせろ、とフェニックスに向かっていくビーストに助けられる形となったウィザードは、傷ついた凛子(高山 侑子)を救出。自らも危機を脱出する。ただ、ビーストは魔力のパワー不足もあり、フェニックスにあっけなく蹴散らされてしまうのだが…。

 凛子はそのまま入院。晴人(白石隼也)は凛子に付き添うことに。重傷だが、命に別状はないと聞き、胸をなで下ろす晴人だが、自分がいながら凛子を守り切れなかったことにショックを隠せない。
そんな晴人の前に現れた国安ゼロ課の木崎(川野直輝)は、あえて晴人を突き放す。
「お前が巻き込んだ人間すら守れないとは、聞いてあきれる」。
晴人は木崎の吐き捨てるようなセリフに言い返すこともできない…。

 フェニックスがウィザードをおびき出そうと、街で破壊活動を開始した。使い魔でその様子を見たコヨミ(奥仲麻琴)は晴人に知らせようとするが、今の凛子には晴人が必要だから、と仁藤(永瀬匡)が立ち上がる。
今まで見たことがない仁藤の意外な一面に、コヨミや瞬平(戸塚純貴)、輪島(小倉久寛)は胸を熱くするが、実はファントムの魔力を食べたい一心であることがわかってしまい…。

 フェニックスを止めようと駆けつけたビーストだったが、フェニックスの眼中にはウィザードしかない。グールを放ち、ビーストの動きを封じると、「指輪の魔法使いに伝えておけ。明日、俺と初めて戦った場所まで来いってな」と言い捨て消えていく。

 ウィザードをなんとしても倒すというフェニックス。しかし、精神的に落ち込んでいる今の晴人が、まともに戦って勝てる相手ではない。頭を痛めるコヨミらの前で再び仁藤が「俺の出番だ」と立ち上がる。仁藤は仁藤でフェニックスの魔力を食べないと収まらないらしい。

 凛子が意識を取り戻した。自分のせいでこんなことに…と謝る晴人に、凛子は秘かにフェニックス=ユウゴ(篤海)と会っていたことを告白する。ファ ントムのユウゴとわかりあえるのでは、と思ったが、逆に暴れるきっかけを作ってしまった…。凛子の意外な言葉を晴人は重く受け止めて…。

 その夜、「面影堂」に戻り、一人考え込む晴人にコヨミが声をかけた。
「魔法使い失格だ」。
凛子を守れなかったことをなおも悔やむ晴人だったが、コヨミは晴人のおかげで自分も、みんなも救われた、と改めて思いを強く訴える。
これまでの出来事や木崎の突き放すような言葉を噛みしめる晴人。再び立ち上がる決意を固める。

 翌朝、コヨミからフェニックスの伝言を聞いた晴人は、仁藤の前へ。
「フェニックスとは俺が決着をつける!」。
晴人の強い意志に仁藤も心動かされ、今日のところは譲ってやると引き下がる。

 ユウゴが待つ初めて戦った場所へと現れた晴人。それぞれがフェニックス、ウィザードへと変身、激しくぶつかり合う。
フェニックスのパワーに押されるウィザードはドラゴタイマーで4つのドラゴンスタイルに分身。しかし、どのパワーもフェニックスは軽くいなしていく。
苦戦しながらもドラゴタイマーを再び回転させたウィザードは、なんとすべてのスタイルを合体させオールドラゴンへと進化する。

 すべての魔力を一つにしたウィザード。これこそまさに「最後の希望」だった。さすがのフェニックスもオールドラゴンの一撃を受け致命傷を負う。 が、それで終わりではなかった。ウィザードオールドラゴンから放たれた強烈なキックで、フェニックスは成層圏を突き抜け宇宙へ。やがてその体は太陽に落ち ると、死と再生を繰り返す。
「お前にフィナーレはない…」。
それはフェニックスに勝利したウィザードの小さな雄叫びだった。

 ケガから回復した凛子は、晴人の前で明るい笑顔を見せると、ファントムと戦う決意も新たに。
一方、フェニックスを失ったミサ(中山絵梨奈)の前に、ウィザードとフェニックスの戦いを陰で操ったソラ(前山剛久)が現れた。ユウゴに代わって手伝おうか、と持ちかけるソラ。その姿はファントム、グレムリンへと変わっていき…。

2013/02/18更新感想


ついにウィザードVSフェニックス決着!そしてウィザードオールドラゴン登場。
今回はとてもよかった。4話にあたってフェニックス編をやっただけにとても物語に深みがあった。晴人の凛子は自分のせいで巻き込んでしまったという葛藤なんかは昭和ライダーにはたくさんあった苦悩など闇の部分でそれがあるだけで、吹っ切れたときの操真晴人=ウィザードの姿は凛々しくってよかった。相手のフェニックスも変化タイプじゃなく、真っ向から向かってくるタイプなだけにその戦いは激しくまた見てみたいとも思った。
東映ではオールアップと紹介されていますが、ソラ役の人のブログでは先日写真が公開されていただけに再登場に期待したいキャラです。