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ファンガイアが、オルフェノクが、魔化魍が-。全ての怪物が現れる。襲われた光夏海を救ったのは、ディケイドに変身した門矢士だった。そこに紅渡が現れ、世界を救うためには9人の仮面ライダーがいる9つの世界を旅する必要があると告げる。
「ディケイド、今日がその日です。世界は終わります」
その日、世界は終わりを告げた——だが、それは誰も想像し得なかった形で。
ファンガイアが、オルフェノクが、魔化魍が——すべての怪物たちが現れる。べつべつの世界どうしの浸食がはじまったのだ。世界と世界をへだてる境界が崩れ、因果律は意味を失った。
カメラマン、門矢士(かどや・つかさ)。ふらりと街に現れ、ダメ写真ばかりを撮る謎の男。彼が伝説のベルトを受け取ったとき、大いなる力が目覚める。
すべてのライダーの力を持ち、すべてを破壊する「ディケイド」。それは、世界を救う力なのか? それとも……。
「平成ライダー? 10年早ぇよ!」とは、番組ポスターの言葉。
平成仮面ライダーシリーズ10周年! ディケイド(Decade)とは「10年紀」のこと。10周年であることそのものを、名前に持つライダーなのです。
番組では、クウガからキバまで全平成ライダーが結集。バトルあり共闘あり超絶変型あり、シリーズの垣根を越えて、夢の……どころか夢以上の共演が実現します。
ライダー魂を持つすべての人を熱くする、10年に一度の壮大な《祭り》が始まります。
異様な荒野、怒濤の攻撃を仕掛けるクウガ、龍騎、ブレイド、響鬼…さまざまなライダーたちの中に夏海はいた。しかし、次々と倒されて いくライダーたち。たった一人でライダーたちを打ち倒した謎のライダーのシルエットを見た夏海は恐怖を感じながら「ディケイド…」とつぶやく…。
古ぼけた光写真館のカウンターで夏海は目を覚ました。また、あんな夢を…。それにしてもなぜ涙が出てしまうのか…。
その時、客がおかしな写真を撮られたと文句を言ってきた。また士の仕業だ。ふらっと町にやってきて、そのまま居着いてしまった士。本当に迷惑なヤツだ!怒った夏海は祖父の栄次郎に「文句を言ってくる」と言い捨て士を探しに行く。
その士は公園でガラの悪い男からクレームをつけられていた。やはりおかしな写真を撮ってしまったらしい。が、士はまったく悪びれるどころか、なおも男に向かってファインダーを覗く。と、そのファインダーの中で異変を感じとる。
「ディケイド…今日、あなたの世界が終わります」。
ディケイド?
しかし、夏海に見つかった士は笑いのツボを押されてあえなくダウンして…。
自分はただ写真を撮りたいだけなのに、世界が勝手にゆがんでしまう。そんな士の言い訳も夏海にはへ理屈にしか聞こえない。
そんな2人の前に謎のオーロラのカーテンが現れると、世界を真っ二つに立ち切ってしまう。士のいる世界は夜に、そして目の前には渡が現れた。
「世界を救うためにはあなたの力が必要です」。
一方の夏海はアンデッドやアンノウンらの攻撃にさらされていた。そんな中、夢で見たバックルとカードケースを見つける夏海。その時、壁の向こうから士が 呼びかけてきた。士は夏海が手にしたバックルとカードケースを発見。渡の言葉を思い出した士はバックルとケースを受け取ると、ディケイドに変身する。
夢に見たディケイドが…。夏海の目の前でディケイドはカードを使ってカブト、555、響鬼に変身。鮮やかにワームやオルフェノクらを打ち倒していく。しかし、ディケイドが使ったカードは力を失ってしまい…。
変身を解除した士の前に再び渡が現れた。彼の言葉によると、9人の仮面ライダーが存在する9つの世界が融合、やがて世界は消滅するという。その世界を救 うため、士=ディケイドは9つの世界を旅しなければならないらしい。旅を終えるまで仲間たちと世界を生き長らえさせておくと言いつつ、渡は姿を消してしま う。
士からそんな話を聞いた夏海は士とともに旅に出るという。とはいうものの、どうやって9つのライダーの世界へ行けばいいのか。
すると栄次郎が操作していた背景ロールに不思議な絵が浮かび上がった。異変を感じた士が外へ出ると、ロールと同じ世界が目の前に広がり、自らは警察官になっていた。
その町では警察が未確認生命体と戦い、一人の男が仮面ライダークウガへと変身して…。
「クウガの…世界か?」。
士と夏海たちの壮大な旅がいよいよ始まろうとしていた。
後日掲載