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士たちの訪れた9番目の世界───響鬼の世界にも、やはり滅びが始まっていた。
出現した伝説の魔化魍・牛鬼。
世界の危機を前にしてさえ、流派どうしのいがみ合いから抜け出せないイブキとザンキ。そんな師匠たちの姿を見るに見かね、それぞれの弟子たちは……
「まずは動くことです。動けば何かが始まります!」
流派どうしのしがらみを越え、スクラムを組むアスム、トドロキ、アキラ。
だが、アスムはまだ知らない。敬愛する師匠のヒビキこそ、牛鬼の正体であることを。
突如現れた牛鬼に立ち向かうディケイド。龍騎、電王アックスフォームにチェンジするが、まるで歯が立たない。アスムに危機が迫る 中、言い争いをやめないザンキとイブキに業を煮やしたアキラとトドロキはそれぞれ天鬼、轟鬼に変身。果 敢に牛鬼に立ち向かい、アスムを救出する。
アスムの働きかけもあり、アキラとイブキは流派でのいがみ合いをやめ共闘することを確認。しかし、アスムだけはヒビキの許しがなければ鬼になることさえできない。
一方、牛鬼から元の姿に戻ったヒビキはユウスケと夏海に、修業を積んでいくうちに鬼に心を奪われ牛鬼になってしまったと 自らの秘密を打ち明ける。そこへ大樹が現れ、ヒビキの後を継ぎたいというアスムの思いを伝えるが、ヒビキは自分と同じ道を歩ませたくない、と いう。しかし、ヒビキは大樹に変身音叉を差し出し、アスムに渡して欲しいという。正しい心で鬼を制御できるなら鬼になれ、自分はアスムに止めをさしてほし い…。それがヒビキの心からの願いだった。
アキラとトドロキはそれぞれの師匠に直談判。士が間に入り、無事に師匠の座をイブキ、ザンキから引き継ぐことになった。
あとはアスムがヒビキから鬼を引き継ぐことが出来れば…。
今度はそんなアスムを連れて大樹がヒビキの前に現れた。しかし、それはヒビキから巻物を奪うためのワナ。アスムに心を許したヒビキは大樹に巻物を奪われてしまい、さらに自らが牛鬼であることをさらしてしまう。
「牛鬼がヒビキさんだなんて…ウソだ!」。
ショックを受けるアスムだが、完全にヒビキの心を奪った牛鬼は見境なく暴れまくる。
士はディケイドに変身。必死に牛鬼に立ち向かうと大樹が現れ、アスムにヒビキから預かった変身音叉を手渡す。
「正しい心で鬼の心を制御できるなら、鬼となって俺を倒せって」。
大樹からヒビキの思いを聞いたアスムは意を決して響鬼に変身。ディケイド、ディエンドのサポートを受け、牛鬼を猛火怒涛の型で打ち倒す。
しかし、今度はバケガニがディケイドらの前に現れた。響鬼、天鬼、轟鬼らはディケイドらに導かれるようにそれぞれの音撃をいっせいにバケガニに浴びせかける。ザンキ、イブキも加わっての音撃の合奏についにバケガニも消滅してしまう。
これで響鬼の世界も救われた。ということは9つの世界、すべての旅が終わったということになる。
大喜びで記念写真を撮ろうという栄次郎は背景ロールを下ろすが、そこにはなんと新たな世界の絵が…。
「私の世界…」。
そうつぶやく夏海の世界に待ち受けるものとは…?
後日掲載